義烏(イーウー)の歴史


義烏の歴史

鶏毛換糖

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義烏の歴史は古く、紀元前222年(秦朝)には集落が形成、西暦624年には近隣の県が統合されて義鳥県が誕生しました。

義烏が属する浙江省はその76.8%が山や川などで占められており、耕地は非常に限られています。さらに沿岸部で人口密度も高く、一人当たりの耕地面積は少ないうえに天然資源にも恵まれないという寒村でした。

17世紀後半、砂糖の産地であったことから余った砂糖と鶏の羽を交換し、羽でほうきを作って周辺都市へ行商に出るようになりました。やがて行商品目は広がり、農閑期を利用して作った生活雑貨(小商品)に変わっていきました。こうして義烏の農民たちは消費ニーズのある品物を発見し、商品として販売すれば利益を得られるという感覚を早くから身につけていったのです。この「鶏毛換糖」(本来無価値な鶏の羽を加工して、砂糖と交換する)は、義烏精神(イーウー・プライド)として誇りを持って語り継がれています。

改革開放

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近代になり、日中戦争で旧日本軍は義烏も占領しています。当時化学兵器の人体実験を行ったことから、戦後も後遺症に悩む人々が多く残され、国としての日本に対する印象はあまりよくありません(当時の様子は侵華日軍義烏展覧館で見ることができます)。戦争前後の混乱期には義烏商人は1万人近くに増えており伝統的な飴・小商品はもちろんのこと、肥料や工業原料など多くの品目の売買を手がけていました。

日中戦争終結後、国民党政権との内戦の末1948年に中国共産党が義烏県に人民政府を樹立。社会主義を目指した中国は経済が疲弊し、やがて改革開放が叫ばれるようになります。1982年、義烏政府は闇市が富を産んでいる実情から商業振興による都市建設をスローガンに掲げ、日用雑貨の専門卸し市場として「中国義烏小商品城」を創設しました。1993年には義烏市が主体となって「浙江中国小商品城集団股份有限公司(現在は上海証券取引所に上場)」を設立し、流通の中心地を目指します。

 

卸売マーケット(批発市場)の創設

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1982年、初期の卸売市場は大通りに屋台のような店を並べただけの青空マーケットでした。しかし流通が発達していなかった当時としては画期的で義烏内外から大量のバイヤーが訪れることから、2年後の1984年にはセメントで固めた市場を整備し、出店業者は約3000社まで急速に増加しました。

卸売マーケットができたことで工場が増え、人口流入の加速と共に1988年に県級市に改編されました。物が集まる度に人も集まるようになり、1990年には15,000坪弱の大規模な市場が整備されました。

1992年には市中心部に篁園市場(初期)が誕生し、日用雑貨問屋をここに集約しました。出店社数は、23,000社と10年で約8倍に増加しました。

3397_1024593940931020_1766693662255459134_n さらに1995年、賓王地区に「賓王市場」が開設されました。主に服装・革・寝具・副食・雑貨などが集められました。後に中国随一のアパレル卸売場所となり、2011年の閉鎖まで多くのバイヤーで賑いました。これを契機に日本の100円ショップなどが買付に訪れるようになり「100円ショップのふるさと」との代名詞が生まれました。

賓王地区は、市場が閉鎖された今も「商貿区(商業貿易エリア)」と呼ばれており、毎晩、中国でも最大級の夜市(ナイトマーケット)が開かれています。(左写真は現在の様子。18:30~23:00のみ店が並び、昼間は道路として開放されています)

 

閉会のない展示会

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2001年、世界の工場と呼ばれるようになった中国。WTOへの加盟も間近と迫った時流を見据えて「閉会のない展示会」「常設見本市」「輸出入振興」をテーマにした国際商貿城(福田市場)1区が落成。

海外からのバイヤーは毎年増え、現在は5区まで建設され合計8万社が出展する世界最大の巨大卸売市場になりました。

近年は篁園市場も建て替えられ、アパレル専門問屋街として賑わっています。この様子から、国連と世界貿易機構は「世界最大の雑貨卸売マーケット」と呼びました。

 

貿易特区へ

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 今日では義烏市の戸籍人口70万に対し、出稼ぎ人口は130万人を超え、総人口は200万人を超えています。さらに毎年5%の人口増加が続いており、常駐の外国人駐在員も登録されているだけで13,000人と他地域に比べて外国人割合が多い地域です。

2013年に中国政府・国務院は義烏市を貿易特区(試験地域)として批准しました。輸出入に関わる各種手続きの簡素化など規制緩和が進められています。現在、義烏市全体では約8万社の問屋、工場が30万アイテムに及ぶ商品を扱っており、中国からの雑貨輸出シェアは60%以上。中国で流通しているありとあらゆる商品が卸価格で手に入る町となり、毎日20万人を超えるバイヤーが世界中から訪れています。

中国では国家計画として輸出入の規模を倍増させる方針で、今後も貿易特区イーウーの役割がますます重要となるでしょう。

【最新取引レート】
1元=15.81円
2016年9月27日現在 *手数料込
換算手数料は当日TTS相場+0.5円



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